第一工業大学 COCセンター+

文部科学省 地(知)の拠点

「地元企業よかとこ発見バスツアー 2018 姶良・伊佐コース」を開催しました

雇用創造

さる93日(月)、県内8大学・高専が参加する文部科学省COC+事業「食と観光で世界を魅了する「かごしま」の地元定着促進プログラム」の一環として「地元企業よかとこ発見バスツアー、姶良・伊佐コース」を開催しました。本ツアーは、COC+参加大学が南薩、姶良・伊佐、鹿児島、北薩の4つのコースを分担しそれぞれの地域で頑張る魅力的な企業を案内し、学生の地元企業への興味を喚起するツアーで、第一工業大学は姶良・伊佐コースを担当し、マイクロバス2台を仕立てて、総勢34名の参加がありました。

 姶良・伊佐コースでは、~微生物のチカラで「食」をデザインする~をコンセプトとし、バレルバレープラハ&GEN様(霧島市溝辺)、株式会社未来志向様(南さつま町)、大口酒造株式会社様(伊佐市湧水町)の3社を訪問しました。100年以上の歴史を誇る老舗から最新のテクノロジーを導入したベンチャーまで、地元での貢献度が非常に高く、鹿児島県の「食」をリードしていく優良企業を選定しました。

 3社の共通点は、いずれの企業も微生物に関連する事業をおこなっていることで、バレルバレープラハ&GENは、100年以上続く種麹の製造販売をおこなっています。種麹の分野では、国内で製造される焼酎の8割以上がこの会社の種麹によって製造されているとのことです。株式会社未来志向様は、農福連携(農業と福祉分野を結び付けたあたらしい事業形態)を最先端の植物工場で実現することを目的としたベンチャー企業で、近年発展が著しい植物工場野菜の中でも、特に機能性を重視した野菜作りを目指しており、液肥の中に生きた乳酸菌を入れ、健康でおいしい野菜作りに利用していました。博多華丸さんをCMキャラクターに起用している「黒伊佐錦」で有名な大口酒造株式会社様は、焼酎製造企業としては県内五指に入る大企業であり、今回訪問した第2蒸留所は、近年あたらしく建てられた工場で、見学ルートや土産物屋など観光施設としても機能していました。こちらの会社でも、バレルバレープラハ&GENの種麹を使っているとのことでした。

 ツアー中に施設内を案内してくださった社員の方の中には、県外出身の方もいらっしゃいました。鹿児島で働くことの魅力について、県内のみならず、県外の視点からもお話を伺うことができ、今後就職先を選ぶ学生たちにとって、大いに参考になったと思います。

 当日は、南九州ケーブルテレビが取材に訪れ、ツアーの様子がケーブルテレビで放映されました。本COC+事業、ならびに、地元就職を手助けするバスツアーの試みが地元マスコミにとっても価値の高い取り組みであることが示唆されました。

 

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