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土木遺産『姶良橋』の認定書・銘板贈呈式を開催

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11月18日は、『土木の日』。土木学会の前身でもある工学会が明治12年11月18日に創立されたことと、土木の“土”と“木”の文字を分解すると“十 一”と“十 八”になることから、土木学会は同日を土木の日と定めています。この日は土木学会を中心に各所で『土木』のPR活動が繰り広げられますが、この土木の日にあわせて、自然環境工学科の羽野暁講師と、卒業研究で姶良橋に関する歴史研究に取り組んでいる同学科の4年生(磯田幸彦君、原田凌弥君、吉田航君)が姶良市役所を訪問し、『姶良橋』の土木学会選奨土木遺産認定書および銘板を、姶良市長に贈呈しました。

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姶良橋は、鹿児島県姶良市の別府川に架かる昭和7年に完成した戦前の鉄筋コンクリート橋です。大正から昭和初期にかけて建設された鉄筋コンクリート構造物は、モダンな造形を有するものが多いですが、この姶良橋もとてもモダンな造形を有し、レトロな雰囲気を醸し出しています。姶良橋の橋梁型式は10径間の鉄筋コンクリート桁橋で、橋長150.3m、幅員5.7m、桁長15.0mです。威風堂々たる近代橋梁の姶良橋は、建設から80年を越える年月を経て、地域の風景に趣深い印象を与えています。

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土木学会は、日本に現存する重要な近代土木遺産を対象に、その文化的価値を評価し選奨土木遺産に認定しています。平成28年度は、九州から福岡県の佐井川橋とこの姶良橋が、高い文化的価値を認められ選奨土木遺産に認定されました。
姶良市の笹山市長は、今回の姶良橋の選奨土木遺産認定に際して、同時期に建設された山田橋や永瀬橋など、あらためて市内に歴史的な地域資源が現存していることを認識し、大変喜んで下さいました。認定書および銘板贈呈式の模様は、MBC南日本放送と南日本新聞社が取材下さいました。

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選奨土木遺産認定書
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選奨土木遺産銘板

<公益社団法人土木学会 選奨土木遺産ホームページ>
http://www.jsce.or.jp/contents/isan/

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