建築文化講演会を聴講して(学生レポート)
建築デザイン学科・古田研究室の学生が 建築文化講演会のレポートを作成しました。
鹿児島県建築士会霧島・姶良支部創立50周年記念 建築文化講演会を聴講して
建築デザイン学科/申吉峰,中島直希,川満義貴
11月26日に、サン・あもり(霧島市)で開催されました(公社)鹿児島県建築士会霧島・姶良支部創立50周年記念建築文化講演会で、建築デザイン学科古田教授の講演を聴講してきました。
講演内容はこれまでの先生の研究経歴から始まり、鉄筋コンクリート構造の新工法や耐震補強、ビル用免震デバイスの開発や自動車のデバイス開発など振動に関する幅広い研究開発をしてきたことが紹介され、現在の木造制震デバイス(DIT制震金物)の研究開発にたどり着くまでの経緯がよく分かりました。
今回の講演会テーマでもある「巨大地震に耐え抜く木造住宅とは ~熊本地震被害の検証と最新の対策技術~」では、木造住宅の耐震のポイントや熊本地震で2000年基準を満たしていても倒壊した建物の問題点を、分かりやすく説明されました。そして、「DIT制振金物」の静的・動的(振動台による)実験結果を示しながら巨大地震に対する効果を説明され、安価で簡単に制震化できるということで、皆さん興味津々に聴講されていました。
先生の講演会終了後の質問に我々学生が対応し、下の写真のとおり、「DIT制震金物はいくらですか?」、「どこで買えますか?」、「特許は取られていますか?」、「一棟当たり何個必要ですか?」、「取り付けは簡単ですか?」といった数多くの質問がありました。皆さん非常に興味があり、今後の「安全・安心」住宅の確保に貢献できることを肌で感じた次第です。
講演状況 |
質疑応答 |
質問対応の様子