「D.I.T制震筋かい金物」限定公開実験を行いました
8月8日(月)に神戸大学の振動台を使用させていただき、本学建築デザイン学科・教授の古田と横浜国立大学中尾先生が共同開発した「D.I.T制震筋かい金物」の振動台実験の限定公開実験を実施しました。公開実験では、日本初となります熊本巨大地震の前震及び本震を入力加振し、既存の筋交い金物との比較をおこないました。既存金物は前震の70%入力で破壊に至りましたが、本制振金物は前震入力後の本震70%入力でも損傷はほとんど確認されませんでした(本震100%入力は8/10実施)。東京、福岡、高知などの遠方からも設計事務所さんや工務店さんが見学に来られ、興味深く実験を観察されていました。皆さん大変興味を持たれており、今後の実物件への設置が楽しみです。
今回の一連の振動台実験結果は、まとまり次第ホームページ等で報告させていただきます。ご興味のある方は下記連絡先までお問い合わせください。なお、本実験は、科学技術振興機構(JST)の支援を受け、「木造住宅制振構造標準化を目的とした減衰機能付加型筋かい制振金物の実用検証」(研究成果最適展開支援プログラム シーズ育成タイプ 平成27年度採択課題)の一部として実施しています。
公開実験資料はこちらです。
連絡先:renkei@daiichi-koudai.ac.jp
古田教授による説明
公開加振状況
実験後の損傷度を確認する参加者
実験後の質問対応